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 米Intelと米General Electric(GE)は,遠隔医療サービス分野で提携したことを米国時間2009年4月2日に発表した。両社は今後5年間で2億5000万ドル以上の投資を行い,急成長が見込まれる同分野の研究と製品開発で協力する。

 GEのヘルスケア事業部門は,Intelの在宅患者向け医療管理システム「Health Guide」を米国で販売する。同システムは,2008年7月に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けた製品。慢性疾患を持つ在宅患者の健康を管理できるように,医療関係者向けに提供されている(関連記事:Intel,医師と在宅患者をつなぐ家庭向け医療機器を発表)。

 両社はまた,睡眠時無呼吸,心疾患,糖尿病,医薬品コンプライアンスなど,家庭における健康管理や,高齢者の1人暮らし支援に関する共同研究と技術開発に取り組む。

 Intelによると,高齢化が進むに伴い慢性疾患を持つ人が増えており,在宅医療のニーズが増加している。このため,遠隔医療サービス市場は2009年の30億ドル規模から,2012年には77億ドル規模へと急成長する見通しだという。

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