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写真1●ぷらっとホームの省電力1Uサーバー「CloudStation E」
写真1●ぷらっとホームの省電力1Uサーバー「CloudStation E」
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写真2●CloudStation Eの内部構造
写真2●CloudStation Eの内部構造
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 ぷらっとホームは2009年4月6日,省電力に特化した1Uサーバー「CloudStation E」(写真1)を発表した。12V単一電源によるAC-DC変換効率の向上,SSDの標準搭載などにより,最小構成のアイドル時で57.92W,高負荷時で105.16Wに消費電力を抑えた。通信事業者やサービス・プロバイダなど冷却効率を重視するユーザー向け。5月中旬に出荷開始する。

 CloudStation Eは,マザーボードに米Intelの「Intel Server Board S5500WB」を採用(写真2)。「CPUとメモリーが冷却ファンの送風方向の直線上に並ぶ配置で冷却しやすいうえに,450W容量の12V単一電源の採用で低負荷から高負荷までAC-DC変換のロスが少ない」(製商品事業本部技術部開発検証課の三宅雅也サーバ・ストレージ担当課長)とする。半面,メモリー・スロットは8本で,メモリーの最大容量は32Gバイトに留まる。「追って冷却効率より拡張性を重視したモデルを投入する予定」(同氏)という。

 CPUはクアッドコアのXeon L5520(2.26GHz)を最大2個搭載可能。Hyper-Threading Technologyによる論理CPUを合わせて最大16スレッドを並列処理できる。メモリーはDDR3 Registeredタイプで,最大32Gバイト。ストレージ・インタフェースはSerial ATAで,SSDまたはハードディスク4台を内蔵可能(最大4Tバイト)。ネットワーク・インタフェースは1000BASE-T×2。汎用の拡張スロットとしてPCI Express x16×1を装備するほか,専用拡張スロットに2/4ポート10GbEまたはSASを増設できる。

 価格はオープン。CPUがXeon L5520(2.26GHz)×1,メモリー6Gバイト,16GバイトSSD(SLC)の最小構成時の同社による参考価格は41万7900円。ぷらっとホーム,同社直営のECサイト,販売代理店を通じて販売する。

 今後はCore i7世代のCPUが備える「Dynamic Power Node Manager」機能を活用。ラック全体の電源容量に合わせてサーバーの処理能力を調節するパワー・キャッピングを実現する運用管理ソフトを提供する予定だ。