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 日本IBMは2009年4月14日、2010年11月までの10年契約だった北國銀行とのITアウトソーシングを2015年11月まで5年延長したと発表した。日本IBM製メインフレームで動作する勘定系システムなどの運用・保守を請け負う。契約金額は非公表だが推定で150億円。

 当初の10年契約は2000年12月から2010年11月までだったが、契約期限を迎える前に延長を決めた。新たな契約期間は2009年4月から2015年11月までの6年8カ月となる。

 新契約では、日本IBMが用意した同社製メインフレームといったITリソースを取引量などに応じて必要な分だけ使う「ホスティング・サービス」を採用する。これにより北國銀行は「IT投資を最適化できる」(広報)。従来は北國銀行専用のメインフレームを利用していたため、取引量が少ない時期にはリソースの使用率が下がるという課題があった。

 北國銀行は千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行と共同でシステム共同化陣営「TSUBASA(翼)プロジェクト」を構成しており、中長期的に勘定系システムの共同化を検討している。5行はいずれも日本IBM製メインフレームを勘定系システムに使っていることから、日本IBMは今回の契約延長を弾みに勘定系の獲得に向けた営業攻勢を強化する。

 日本IBMは4月13日に三菱UFJ信託銀行とITアウトソーシング契約を5年間延長したと発表している(関連記事1)。4月7日には三井住友海上火災保険と2009年8月から5年間の延長契約を結んだと発表(関連記事2)。2008年10月には三菱自動車との5年の延長契約をスタートさせている。2008年4月には、マツダとの7年間契約を始めている。