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ユニアデックスの村上努商品戦略部戦略商品企画室シンクライアント担当マネージャー
ユニアデックスの村上努商品戦略部戦略商品企画室シンクライアント担当マネージャー
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 ユニアデックスの村上努商品戦略部戦略商品企画室シンクライアント担当マネージャーは2009年4月14日,東京都内で開催した仮想化技術専門イベント「仮想化フォーラム2009」で,シンクライアント構築ノウハウや,最適な実現方式を選択する際の考え方などを解説した。

 「シンクライアントにはターミナル・サーバー型,仮想デスクトップ(仮想PC)型,ブレードPC型という3つの実現方式があるが,どの方式が優位かという問題ではなく,適材適所で使い分けるべき。混在でも構わない」と村上氏。「定型的な業務に携わる“タスク・ワーカー”にはターミナル・サーバー,様々な業務に携わることが多い“ナレッジ・ワーカー”には仮想デスクトップ型,ソフト開発やCADなどといった一部の特殊業務にはブレードPC型が向く」とした。

 次いで,シンクライアントの性能やサイジングの問題に触れ,「CPU性能は急速に向上しているが,1台のサーバーで処理できる実質的なクライアント数はそれに比例して増えているわけではない」とメモリー容量による制約を指摘,検証結果に基づき対策方法を示した。

 例えばターミナル・サーバー方式によるシンクライアントの検証では,4Gバイトまでのメモリーしか扱えないWindows Server 2008 Standardでは35クライアントまでしか処理できない。「より大容量のメモリーを扱える同Enterpriseの導入という手もあるが,おすすめはサーバーの仮想化。例えば10Gバイト搭載のサーバーで2台の仮想サーバーを動かせば,60クライアントまで動かせた」(同)。

 またXenDesktopを使った仮想デスクトップ型シンクライアントについて注意すべき点として,「仮想デスクトップの起動処理を同時刻に集中させてはいけない」ことを挙げた。XenServerにかかる負荷が大きいのだという。「検証では1台のXenServerで2分間に4台のクライアントしか起動できなかった。ただし一度起動してしまえば,リッチクライアントと変わりない性能が出る」(同)。

 ユニアデックスは同じく日本ユニシス傘下のシステムインテグレータであるエス・アンド・アイと共同で,2008年12月に「仮想化ビジネス推進センター」を発足させたところ。各社の検証結果や構築ノウハウを集中させ,「仮想化の悩みにワンストップでこたえていく」(同)考えだ。