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 「Windows」と「Internet Explorer(IE)」の抱き合わせ販売が欧州の競争法違反にあたるとされる件について,米Microsoftは欧州連合(EU)の独占禁止法(独禁法)当局である欧州委員会(EC)から回答期限を1週間延期して2009年4月28日にすると通知された。ECと同社は,いずれも1週間の延期を事実として認めている。

 同社の声明文には「ECの異議声明(Statement of Objections)に対する新たな回答期限は4月28日」とある。回答期限の延期はこれが2回目だ。当初1月15日とされていた回答期限は,これまで4月21日に延期されていた。

 EUはノルウェーのWebブラウザ・メーカーであるOpera Softwareからの申し立てを受け,MicrosoftのWindows/IE抱き合わせ販売行為の調査を始めた(関連記事:欧州委員会,反競争法の疑いでMicrosoftに対して新たに2件の調査Opera,MicrosoftをECに提訴,WindowsへのIEバンドル禁止などを要求)。ただし,ほかのOSメーカー,つまり米AppleやLinuxディストリビュータも例外なくOSにWebブラウザをバンドルしている。さらに,米国政府とMicrosoftの歴史的な独禁法訴訟も,WindowsとIEの抱き合わせ販売を合法と認めた。

 ECによるこの対Microsoft訴訟には,米IBMや米Oracle,米Sun Microsystemsといった企業を代弁する反Microsoft系業界団体のEuropean Committee for Interoperable Systems(ECIS)も参加している。Webブラウザを手がける米Mozilla Foundationと米Googleも,抱き合わせ販売の悪影響を受けた可能性があるとして一時訴訟に加わっていた(関連記事:Google,IE抱き合わせ販売を巡る欧州委の対Microsoft訴訟に参加の意向)。