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 日本IBMは2009年5月18日,災害発生時に情報システムをバックアップ系に自動的に切り替えるシステムの構築サービスを,同日付で提供開始したと発表した。価格は個別見積もり。システムを構成する要素として,同社のPCサーバー機のほかに,F5ネットワークスジャパンの負荷分散装置と,ヴイエムウェアの仮想化ソフトを利用する。3社の共同で事前に検証したシステム切り替え機能を利用することで,サービス・メニューとしての提供を実現した。

 システムの運用イメージは,以下の通り。本番の業務アプリケーション・サーバーは,日本IBMのラックマウント型PCサーバー機「IBM System x3850M2」上にサーバー仮想化ソフト「VMware ESX」を載せた仮想サーバー機として用意する。バックアップのサーバー機は,別のデータセンター内にまったく同じ構成の仮装サーバー機を配置する。本番の業務サーバーが停止した際には,バックアップ・サーバーに自動で切り替えて処理を継続する。

 異なるデータセンターで処理を引き継ぐためには,ストレージの遠隔コピー機能の設定や業務サーバー間でのIPアドレスの付け替え,といった作業が必要となる。今回のサービスでは,このための手立てとして,(1)ストレージ装置と連携する災害復旧ソフト「VMware vCenter Site Recovery Manager」,(2)LAN環境向け負荷分散装置「BIG-IP Local Traffic Manager」,(2)広域分散用途のDNSサーバー機能などを備えた負荷分散装置「BIG-IP Global Traffic Manager」---といった,F5ネットワークスジャパンおよびヴイエムウェア製品を利用することで各種の設定作業を不要とする。

 3社共同によるシステム検証では,仮想サーバー上で8つのアプリケーションを動作させ,8つすべてのアプリケーションを,バックアップ・サーバーに切り替えた実績があるという。