PR
写真●日本IBMの理事でインフォメーション・マネジメント事業部長を務める下垣典弘氏
写真●日本IBMの理事でインフォメーション・マネジメント事業部長を務める下垣典弘氏
[画像のクリックで拡大表示]

 日本IBMは2009年5月21日,RDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)の新版「DB2 9.7」を発表した。新たに,OracleのDBMSが備えるストアド・プロシージャ開発言語「PL/SQL」を利用できるようにした。これにより,Oracleで開発したDBアプリケーションをDB2に移行しやすくなった。価格は61万円8500円(税別)から。6月19日にダウンロード出荷,8月28日にパッケージ出荷を開始する。

 DB2の新版では,DBサーバー側の業務ロジック開発/実行言語として,DB2のSQL PLやANSI規格のSQL/PSMに加えて,OracleのPL/SQLを搭載した。これにより,OracleとPL/SQLで開発したDBサーバーを,DB2に移行しやすくなる。日本IBMによれば,ライセンス費用や維持費用もOracleよりも優れているという。「DB2のランニング・コストは5年間でOracleの約半分」(日本IBMの理事でインフォメーション・マネジメント事業部長を務める下垣典弘氏)。

 このほかPL/SQLサポートのほかに,ディスク・ストレージ領域を削減する圧縮機能を強化した。検索インデックスを独自アルゴリズムで圧縮するほか,一時テーブルを自動圧縮する機構を搭載した。あるプロジェクトによる圧縮効果測定の実施結果(60%の圧縮効果見込み)では,25Tバイトのデータが15Tバイトになり,ストレージ費用1億円のコスト削減になる,と試算する。

 使用メモリーの上限に応じて3種類のエディション構成に分かれる。(1)「DB2 Express Edition」は,メモリー上限4Gバイトで,価格は61万8500円(税別)。(2)「DB2 Workgroup Server Edition」は,メモリー上限16Gバイトで,価格は143万7000円(税別)。(3)「DB2 Enterprise Server Edition」は,メモリー上限が存在せず,価格は461万7000円(税別)。データ・ウエアハウス構築用のミドルウエアをセット化したパッケージ「IBM InfoSphere Warehouse V9.7 Base Edition」(税別570万円)も用意した。