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写真1●メーカー各社がWiMAX搭載パソコンの開発を公表した
写真1●メーカー各社がWiMAX搭載パソコンの開発を公表した
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写真2●クラリオンのWiMAX対応カー・ナビゲーション・システム
写真2●クラリオンのWiMAX対応カー・ナビゲーション・システム
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写真3●凸版印刷のWiMAX対応デジタル・サイネージ端末
写真3●凸版印刷のWiMAX対応デジタル・サイネージ端末
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 UQコミュニケーションズは2009年6月8日,7月1日から本格展開するデータ通信サービス「UQ WiMAX」について最新状況を発表した。1日だけ利用できる料金プランなどサービスの詳細を公表したほか,国内外のメーカーが通信モジュールを内蔵したノート・パソコンなど対応機器を開発していることを明らかにした。メーカーやMVNO(仮想移動体通信事業者)の参入を積極的に受け入れることで,用途を拡大していく方針を示した。

 「サービスや製品が自由に流通する,産業界全体に開かれたオープンモデルを構築する」。UQコミュニケーションズの田中孝司 代表取締役社長は,UQ WiMAXの方針をこのように定義した。従来の携帯電話においては,通信事業者がサービスや製品の流通を管理する垂直統合モデルなのに対して,UQ コミュニケーションズは通信経路の提供のみに注力するというのだ。そのうえでメーカーやMVNOの参入を促すことで,さまざまな分野に用途を拡大していく。

 NEC,ソニー,デル,東芝,パナソニック,富士通,レノボジャパンなど国内でパソコンを販売している主要メーカーがUQ WiMAXの通信モジュールを搭載したノート・パソコンを開発していることを明らかにした(写真1)。これらのパソコンはインテルが製造したWiMAXモジュールを搭載している。米インテルのショーン・マローニ主席副社長 兼 最高セールス&マーケティング責任者は「WiMAXはイーサネットと無線LANに続く第3の波」と定義し,パソコンの利用形態を大きく変革する通信方式と説明した。グローバル展開される標準方式であるため,将来的には通信モジュールのコスト削減が可能と説明した。

 このほか発表会場では,クラリオンがWiMAXに対応したカー・ナビゲーション機器(写真2)を,シャープや凸版印刷がデジタル・サイネージに応用する例(写真3)を参考展示していた。

 MVNOについては,インターネット接続事業者(ISP)ではNECビッグローブとニフティ,家電量販店ではビックカメラとヤマダ電機,通信事業者ではKDDI,商社系ではダイワボウ情報システムがUQ WiMAXのサービスを開始するという。これ以外にも「まだ多数の事業者がサービスを検討している」(UQの田中社長)という。

無線LAN接続も無料で利用可能

 料金プランでは,月額4480円(新規登録料2835円)の定額プランの「UQ Flat」で,新幹線の車内や都営地下鉄の駅などで接続できる無線LANオプション「UQ Wi-Fi」も無料で利用できることも発表した。さらに,1日利用プランの「UQ 1Day」も発表し,24時間の利用料金を600円に設定した。UQ 1Dayの登録料は無料で,UQ Wi-Fiも利用できる。UQ 1DayはおよびUQ Wi-Fiは10月1日に提供を開始する。

 UQ WiMAXの対応機器を複数持っているユーザーに対して,1つの契約で複数の機器が接続できるようにする「機器追加オプション」も用意した。追加1台につき200円(ただし2010年1月までは無料)。最大3台まで利用できる。

 通信エリアについては「首都圏では,かなりの部分がカバーできた」(田中社長)としながらも,首都圏の郊外や関西地域ではまだ通信できない場所が多いという。エリア拡大については,Web上で細かく情報提供する。自宅やオフィスの接続状況を試したいという人に向けた15日間無料の「Try WiMAX」サービスも実施する。

 UQ WiMAXは2009年2月下旬から無料の試験サービスを開始しており,現在では8000人が利用している。「2010年3月までには数10万人までにユーザーを増やす」(田中社長)ことを目指す。