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「S2JDBCはアジャイル開発に最適」,NTTデータ先端 竹添氏

NTTデータ先端技術 竹添直樹氏
NTTデータ先端技術 竹添直樹氏
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AmaterasによるER図からの自動コード生成
AmaterasによるER図からの自動コード生成
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 NTTデータ先端技術の竹添直樹氏は,アジャイル開発での活用事例を報告した。100画面ほどの小規模なWebシステムで,5名が4カ月間で開発した。開発は要件が確定していない段階でスタート。S2Click,S2JDBC,S2ChronosといったSeasarファミリーのソフトウエアを活用することで,作りながら臨機応変に仕様を固めていくことができたという。S2Clickは,Apache Foundationのテンプレート・エンジンであるClickとSeasar2を連携させるソフトウエアで,竹添氏はS2Clickのコミッタ(開発者)でもある。

 S2JDBCについて竹添氏は「現時点で最もアジャイル開発に適しているO/Rマッピング・ツール」と評価した。S2JDBCはテーブルやカラムの指定を,Javaのコードで書けるため,Eclipseがコード補完やスペルミスの警告などを行ってくれる。S2ChoronosはSeasar2上で動作するスケジューラで「小規模なバッチ処理に適している」(竹添氏)。

「更新SQLの90%は自動生成できる」,データサービス関野氏

データサービス 関野伸一郎氏が挙げたS2Dao活用のための注意点
データサービス 関野伸一郎氏が挙げたS2Dao活用のための注意点
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 データサービスの関野伸一郎氏は「Seasar入門から始めた300機能のシステム開発」と題して講演。120画面,160帳票(またはCSV)の「昔ながらのウォータフォールモデルで開発したシステム」(関野氏)でStrutsとS2Daoを採用した。関野氏は「設定ファイルを書き換えるだけで開発用DBと本番用DBを切り替えられる,バージョンナンバーによる排他制御を自動的にやってくれ,更新SQLの90%は自動生成できる。Seasar2の便利さに驚いた」と話す。

 関野氏は「外出しSQLを使うなら専用のドキュメントを用意すべし」など,Seasar2で開発してみて得た注意事項を挙げた。

「携帯サイト開発で利用,早く帰れるようになった」,フリュー盛岡氏

フリュー盛岡尚記氏によるSeasar2導入の評価
フリュー盛岡尚記氏によるSeasar2導入の評価
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 フリューの盛岡尚記氏は携帯電話向けサイトでの採用事例を紹介した。「Seasar導入前は開発効率が悪く,同じようなコードを何回も書いていた。2004年にSeasar2を導入し,S2Unitを使いだしてユニットテストが楽しくなった。S2StrutsとS3Daoを導入してコード量が削減され,開発効率が向上した」という。導入の過程でSeasarを使えるメンバーと使えないメンバーの間でギャップが生じたが,ペアプログラミングやコードの共有化,計画ゲームやKPTといったアジャイルプロセスを取り入れることで,全員がSeasarを使えるようになった。「早く帰れるようになり,メンバーがいきいき楽しく仕事するようになった」(盛岡氏)。

「プログラミングが楽しくなった」,ロックオン足立氏

ロックオン 足立智広氏とAD EBiS Autobidのシステム構成
ロックオン 足立智広氏とAD EBiS Autobidのシステム構成
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 ロックオンの足立智広氏はGoogle AdWordsとOvertureに自動入札するツール「AD EBiS Autobid」での採用事例を発表した。ロックオンではそれまでPHPを使用することが多く,開発メンバーはほとんどがJavaの経験はなかった。さらに入社2~3年の新人ばかりで,フレームワークも初体験だったという。

 WebアプリケーションはSAStrutsと,Seasarファミリー・プロダクトのHTMLテンプレート・エンジンMayaaで細工製。S2AxisによりGoogle AdWords API,Overture APIにアクセスする。「Mayaaによりロジックとデザインを完全に分離し,デザイナとの共同作業を円滑に進められた」(足立氏)。ただし,テンプレートでは複雑な画面は難しいという課題もあった。

 AD EBiS Autobidは2008年12月にリリースされた。「JavaとSeasar2を使ったことで,コードがシンプルになり,ユニットテストにより開発にリズム感が生まれた。プログラミングが楽しくなった」と足立氏は振り返る。