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写真1●今回の測定機材。データ通信カードは左からウィルコムのXGP端末「GX000IN」,同「GX000N」,UQコミュニケーションズのWiMAX端末「UD01NA」,イー・モバイルのHSPA端末「D23HW」。パソコンにはパナソニックの「Let'snote CF-R8」を利用した
写真1●今回の測定機材。データ通信カードは左からウィルコムのXGP端末「GX000IN」,同「GX000N」,UQコミュニケーションズのWiMAX端末「UD01NA」,イー・モバイルのHSPA端末「D23HW」。パソコンにはパナソニックの「Let'snote CF-R8」を利用した
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図1●測定結果。新宿南口近くの喫茶店で2009年6月17日の午後4時ごろに測定を行った
図1●測定結果。新宿南口近くの喫茶店で2009年6月17日の午後4時ごろに測定を行った
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 ウィルコムは2009年6月17日より,報道各社に対して次世代PHS「XGP」の試験サービス用端末の貸与を開始した。そこで日経コミュニケーション編集部では早速,実効速度を測定してみた。

 測定場所は,新宿駅南口近くの喫茶店である。XGP端末としてネットインデックス製の「GX000IN」と,NECインフロンティア製の「GX000N」の両方を利用。加えて,比較対象としてUQコミュニケーションズのWiMAX端末「UD01NA」と,イー・モバイルのHSPA(high speed packet access)端末「D23HW」でも通信速度を測定した(写真1)。

 測定方法は,1Mバイト程度のファイルをインターネット上のFTPサーバーからダウンロードおよびアップロードし,その時間から実効速度を割り出した。測定はそれぞれ3回行い,平均値を結果とした。

 測定結果は図1の通りである。ネットインデックス製のXGP端末では下り4.79Mビット/秒,上り1.63Mビット/秒,NECインフロンティア製のXGP端末では下り7.73Mビット/秒,上り1.22Mビット/秒を記録した。一方,UQコミュニケーションズのWiMAXは下り1.78Mビット/秒,上り0.48Mビット/秒,イー・モバイルのHSPAは下り0.72Mビット/秒,上り0.56Mビット/秒となった。なお,イー・モバイルのHSPAについては,商用のサービスということもあり,多数のユーザーが同じセクターを利用しているために,通信方式の実力値よりも低い値が出ているものと思われる。

 また,東京都港区虎ノ門にあるウィルコムの本社そばの電波状況の良い場所でXGPの測定をしたところ,ネットインデックス製の端末で下り約11Mビット/秒を達成できた。基地局が今後整備されてくれば,屋外でもADSL並みの通信サービスが利用できるようになりそうだ。

 なお,今回のテストはある地点とある時間において,通信速度をテストしたものである。利用場所や各社の基地局の整備の状況,ユーザー数によっては,測定結果が大きく変わる可能性があることを付記しておく。