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LPI-Japan 理事長 成井弦氏
LPI-Japan 理事長 成井弦氏
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Linuxサーバー構築標準教科書
Linuxサーバー構築標準教科書
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ボランティアによるLinux標準教科書英訳プロジェクトWiki
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 LPI-Japanは「Linuxサーバー構築標準教科書」の無償公開を開始した。教育機関が授業で実習に利用できる教科書で,PDF形式で公開している。LPI-JapanはLinux技術者認定試験LPIC(Linux Professional Institute Certification)を運営している特定非営利活動法人。「Linux 技術者の育成と技術力向上,およびOSS環境の利用推進」(理事長の成井弦氏)を目的として無償公開した。

 「Linuxサーバー構築標準教科書」は120ページ。Linuxをインストールしサーバーを構築,DNS,Webサーバー,メール・サーバーを設定し動作させる実習を行う。想定学習時間は12時間で,6時間×2日または90分間×8コマ。LinuxディストリビューションとしてはCentOSを使用している。

 LPI-Japanではすでに2008年9月,基礎編にあたる「Linux標準教科書」を無償公開している。「Linux標準教科書」は約3万件ダウンロードされ,慶應義塾大学や日本電子専門学校 オープンソースシステム科,山形県立寒河江工業高等学校などの大学,専門学校,高校で使用されている。NTTデータやトランスコスモス,東京証券取引所などの企業でも利用されているという。

 また,青年海外協力隊によるLinux標準教科書の英訳プロジェクトも進められている。エチオピアで活動している日本人の協力隊メンバーがWiki上で翻訳を進めており,海外でのIT教育での活用を目指している。

 LPIはカナダに本部を置くNPOで,LPI-JapanはLPIの日本における組織。認定試験LPICは2009年6月時点で12万人が受験しており「特定のベンダーに依存しない資格試験としては,国内で情報処理技術者試験に次ぐ規模」(成井氏)という。

 Linuxサーバー構築標準教科書の構成は以下の通り。

1章 Linux のインストール準備と事前学習をする
2章 Linux のインストールと設定を行う
3章 ネットワークの設定と確認を行う
4章 DNSサーバーのインストールを行う
5章 Webサーバーのインストールを行う
6章 メールサーバのインストールを行う

 Linuxサーバー構築標準教科書はLIP-Japanの「Linuxサーバー構築標準教科書」開発プロジェクトのページで公開されている。ダウンロードの際は氏名や所属団体名,メールアドレスの記入が必要。LPI-Japanでは実費で製本も請け負っている。