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米Red HatのExecutive Vice President and President, Products and Technologies Paul J.Cormier氏
米Red HatのExecutive Vice President and President, Products and Technologies Paul J.Cormier氏
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クラウドコンピューティングのインフラとなるオープンソース・ソフトウエア
クラウドコンピューティングのインフラとなるオープンソース・ソフトウエア
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 「クラウド向けの価格モデルは検討している。まだ決定はしていないが,プロバイダと一緒に考えていきたい」---米Red HatのExecutive Vice President and President, Products and Technologies Paul J.Cormier氏は2009年6月23日,都内で行われた記者説明会で,クラウドコンピューティング向けの価格体系を検討していることを明らかにした。

 Cormier氏は「クラウドコンピューティングのインフラはオープンソース・ソフトウエアによって支えられている」と言う。仮想マシン・ソフトウエアのKVMや仮想計算ノードAPIのlibvirt,クラウド管理のovirtなどをあげた。また「(アプリケーションを提供しないクラウドコンピューティング・サービスである)Infrastructure as a Serviceプロバイダは,ほぼ100%Linuxが使用されていると考えている」と,Linuxがクラウドコンピューティングの主流であると強調した。

 クラウドコンピューティング向けの価格体系については,プロバイダ向けに「1分あたりいくらというモデルも検討している」と語った。現在,プロバイダとともに検討しており,「今年中にはプロバイダから提案が出てくるだろう」とした。すでにAmazon EC2向けには,Red Hat Enterprise Linuxを使った時間あたりの価格体系も提供されている。

 Red Hatでは仮想マシンのハイパーバイザーとしてKVMをメインに位置付けている。KVMは最初にLinuxカーネルに統合された仮想マシンで,Red Hatは2008年に米Qumranet社を買収している。Cormier氏は「KVMのメリットはカーネルのアップストリームにあること。KVMはカーネルに統合されており,Xenはカーネルと独立して開発されている。VMwareはオープンソースではない」とKVMの利点を強調した。