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Amazon Kindle DX
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 視覚障害者の擁護団体である米National Federation of the Blind(NFB)と米American Council of the Blind(ACB)は米国時間2009年6月25日,米Amazon.comの電子書籍リーダー「Kindle DX」の導入をめぐり,米アリゾナ州立大学(Arizona State University)を相手取って訴訟を起こした。

 この訴訟は,同大学が電子テキストを学生に配布する手段としてKindle DXを導入することを阻止するのが目的。両団体によれば,Kindle DXはテキストを音声で読み上げる機能を備えているものの,同デバイスのメニューを使って視覚障害者がこの機能を有効にすることができない。また視覚障害者は,メニューから書籍を選択したり,コンテンツ配信サイト「Kindle Store」から書籍を購入することなどもできない。そのため,大学が同デバイスを導入することは,障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act)とリハビリテーション法(Rehabilitation Act)に違反していると主張している。

 また両団体は,Kindle DXを使って教室における電子ブックおよび読み上げデバイスの評価プロジェクトを実施している別の5大学についても,教育省および司法省の公民権局に苦情を申し立てている。

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