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写真●NTTドコモが開発したフェムトセル基地局
写真●NTTドコモが開発したフェムトセル基地局
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 NTTドコモは2009年7月7日,従来よりも高性能なフェムトセル基地局を開発したと発表した(写真)。下り最大14Mビット/秒で上り最大5.7Mビット/秒のHSPA(high speed packet access)に対応することで,通信速度を大幅に高速化したのが特徴(電波出力は20ミリワット)。今回の新しい基地局で,家庭や地域での新たな利用を見込んでいる。

 フェムトセル基地局は半径数十m程度の小さなエリアを対象とする小型の基地局装置である。ブロードバンド回線などに接続し,通常の基地局の電波が届かない特定の領域をカバーすることを想定している。NTTドコモでは2007年から高層ビルや地下施設などでの電波エリア対策のためにフェムトセル基地局を展開してきた。だが,従来型の装置では,下り3.6Mビット/秒,上り384kビット/秒までしか対応していなかった。

 NTTドコモは,今回の装置をエリア対策だけでなく,2009年秋から提供する予定の家庭向け行動支援サービス用にも展開する。具体的には,自宅で動画や音楽などの大容量コンテンツを利用できるようになるほか,子供の帰宅を通知サービスなどが利用できるようになるという。また,将来的には地域に応じたチラシやクーポンの配布サービスなども提供する予定。

 このシステムは2009年7月22日~24日まで東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2009」で展示する。

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