インドWiproは米国時間2009年7月21日,2010会計年度第1四半期(2009年4~6月)の決算を発表した。売上高は624億6000万ルピー(約13億1000万ドル)で,前年同期から5%増加,純利益は101億ルピー(約2億1200万ドル)で同13%の増益となった。1株当たり利益は,同13%増の6.94ルピー(15セント)だった。
非GAAPベースの調整後純利益は100億8000万ルピー(約2億1100万ドル)で前年同期から11%増えた。
事業別に見た場合,IT Services事業の売上高は前年同期から10%増の482億7000万ルピーで,同社の総売上高に対して占める割合は77%だった。ドル換算では11億330万ドルとなり前期比1.3%減,前年同期比3.3%の減収。為替の影響を除いた場合,売上高は10億1400万ドルで前期比3.0%減少し,前年同期比では2.1%の増収となる。当期は26社の新規顧客を獲得した。
IT Products事業の売上高は,前年同期と同水準となり,EBIT(金利・税引前利益)は同13%増加した。総売上高に対して同部門が占める割合は12%だった。Consumer Care&Lighting事業の売上高は同9%増加し,総売上高に対して8%を占めた。EBITは同27%伸びた。
同社会長のAzim Premji氏は,2009年7~9月期のIT Services事業の売上高が10億3500万~10億5300万ドルの範囲になると見込んでいる。
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