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 米自由人権協会(ACLU)は米国時間2009年8月26日,米税関国境警備局(CBP)が,法を犯した疑いがない旅行者のノート・パソコンを捜索していることについて,記録の提出を求めて提訴した。

 ACLUが開示を要請している情報には,捜索する旅行者を選ぶ基準,捜索対象になった旅行者の数,当局が保有したデバイスやドキュメントの数およびその理由などが含まれる

 CBPが昨年公布したポリシーでは,当局は,特に怪しむべき要素がなくても自由に旅行者のノート・パソコン上に保管されている全ファイルを調べ,個人の金融情報や家族の写真などを見る権利があるとしている。ノート・パソコンに限らず,ストレージ装置などの電子機器,さらには書籍,書類,パンフレットなどの印刷物にまで及び,米国民であるかどうかにかかわらず,国境を通過する全員が対象となる。

 ACLUのスタッフ弁護士であるLarry Schwartztol氏は,「CBPのポリシーにより,無数の旅行者がほとんどの個人情報を調べられ,それを無期限で当局によって保有されている。ACLUが要請する記録の開示は,国境および税関当局が憲法に違反しているかを把握するために必要だ」と述べた。

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