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画面●PlateSpin Migrate 8.1の画面
画面●PlateSpin Migrate 8.1の画面
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 ノベルは8月28日,仮想化移行ツールの新版「PlateSpin Migrate 8.1」の国内出荷を開始した。物理環境や仮想化環境,バックアップ・イメージ間の移行作業を支援する。移行元となる物理サーバー上のOSやアプリケーションなどを移行先となる仮想化サーバー上へ転送して移行する,といった作業が効率的に行える。Windows Server 2008やWindows Vistaなどを移行対象に追加したほか,Solarisの物理サーバーについては仮想化環境へ移行できるようにした。

 今回の新版の主な特徴は,(1)変換時のパフォーマンスの改善,(2)移行対象OSのサポート拡大,(3)移行先などになる仮想化ソフトのサポート拡大,(4)GUIとマニュアルの日本語化。機能の強化点は小規模だが,日本語化したことで親しみやすくなった。

 利用可能な移行処理の方式には,処理の際にOSを止める「Take Control」と,OSを稼働させたままファイル単位で転送する「ライブ - ファイルベース」,OSを稼働させたままファイルの変更部分をブロック単位で転送する「ライブ - ブロックベース」がある。

 パフォーマンスの改善は,ブロックベースの転送技術の改良によって実現した。同処理では移行処理の間にファイルが更新された場合,ファイルの変更された部分のみを再転送するが,その処理を改善したという。

 移行対象(移行元)としては,Windows Server 2008やWindows Vista,SUSE Linux Enterprise Server 11など新しいOSをサポートした。UNIXのSolaris 10 U5/U6(SPARC)の物理環境についてはSolaris 10の仮想化環境への移行を可能にしている。ただし,移行元と移行先の組み合わせによって利用可能な変換処理方式は異なる。移行先の仮想化環境としては,VMware vSphereの仮想化ソフトであるVMware ESX 4を追加した。

 物理環境から仮想化環境への移行では,移行元環境の調査,移行テスト,デバイス・ドライバの入れ替えなどを行う必要がある。PlateSpin Migrateを使うとこれらの作業が効率的に行える。ネットワーク設定(IPアドレス,ホスト名など),Windows独自のID変更や所属,Active Directoryドメインの設定を変更することもできる。

 価格は2万7600円(サーバー移行単位で1-149サーバー移行ライセンスおよび1年間プライオリティメンテナンスの合計,税抜き)など。利用に際してはWindows ServerとSQL ServerをベースにPlateSpin Migrateサーバー環境を構築する。