PR
デルの北アジア地域SMB統括営業本部長のケビン・オケイン氏
デルの北アジア地域SMB統括営業本部長のケビン・オケイン氏
[画像のクリックで拡大表示]

 マーケティングとITに特化した専門イベント「ad:tech Tokyo」2009年9月2日の午後のセッションでは、米デルの北アジア地域SMB(中小規模企業)統括営業本部長のケビン・オケイン氏が登壇。同社が、2008年10月から中小企業向けに開始したキャンペーン「Take Your Own Path」や、マイクロブログ「Twitter」を活用したマーケティング事例を紹介した。

 Take Your Own Pathは中小企業を対象としたキャンペーンで、デルSMB事業部初のグローバルキャンペーンだという。同社の顧客の中から、特に成功している企業の代表を各国ごとに選出。「ヒーロー」と呼んで、屋外広告やテレビCM、キャンペーンサイトで紹介する。日本からはミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏などが選出されている。

 オケイン氏はキャンペーンを展開する狙いを、「中小企業もほかの企業の意見を信用する」ためという。BtoBでは、他社の事例や成功体験を重視する傾向があることから、こうした企画の展開に至ったと説明した。

 次にソーシャルメディアの活用に話は進んだ。デルはTwitterを積極的に活用する企業の1つ。Twitter経由で300万ドル以上の売り上げを上げる成果につなげている。

 オケイン氏はTwitterの活用法の1つとして、顧客との関係作りの事例を紹介した。同氏は終始、対企業、対消費者いずれにおいても、顧客の意見に耳を傾けることが重要だと主張していた。そうした考えの基、Twitterでも利用者から寄せられる意見を分析している。その数は既に1万2000件以上だという。その意見を分析して、特に有効だと判断した350件を実践したと説明。顧客視点でのマーケティングの重要性を説いた。

 講演の後半に設けられた質疑応答の時間では、Twitterやソーシャルメディアの活用に関する質問が多数寄せられた。例えば、聴講者から「1万2000件の意見をどうやってチェックしたのか」といった質問が寄せられると、オケイン氏は「そういうグループがある。それは、アイデアストームと呼ばれている」と回答した。同グループでは、Twitterに限らず常にアイデアを探しては、各部門ごとに分類しているという。さらに、そのアイデアに対する、各部門からの意見の吸い上げまで行っていると説明した。

 日本における、Twitter活用の関心の高さがうかがえる講演だった。