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 アブダビの政府系投資会社Advanced Technology Investment(ATIC)とシンガポールのChartered Semiconductor Manufacturingはシンガポールで現地時間2009年9月7日,ATICによるCharteredの買収について最終合意に達したと発表した。ATICはCharteredの株式を1株当たり2.68シンガポール・ドル,合計約25億シンガポール・ドル支払って取得する。負債などの引き継ぎを含めると,総額で約56億シンガポール・ドル規模の買収となる。買収手続きは2009年第4四半期中に完了する見込み。

 Charteredは,半導体の製造を請け負うファウンドリ(受託生産)企業。米AMDのプロセサ製造を担当するなど,AMDと協力関係にある。ATICは,AMDから買収した半導体製造部門をベースとする傘下の米GLOBALFOUNDRIESとCharteredを連携させ,両社の事業を相互補完していく考え(関連記事:AMDが半導体製造部門を分離,アブダビの政府系投資会社と新会社設立へ GLOBALFOUNDRIES,STMicroから半導体製造を受託,AMD以外との契約は初めて)。

 買取価格には,Chartered株式の30日加重平均株価ベースで14.2%,90日加重平均株価ベースで26.8%,6カ月加重平均株価ベースで44.2%のプレミアムを上乗せしている。

 Charteredが現地時間2009年9月6日に発表した業績見通しは,2009年第3四半期の売上高が4億1000万ドルとなる見込み。2009年7月時点の見通し3億8800万ドルから上方修正した。

[発表資料(ATICによるChartered買収)]
[発表資料(Charteredの業績見通し上方修正)]