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写真●マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長の五十嵐光喜氏
写真●マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長の五十嵐光喜氏
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 マイクロソフトは2009年9月8日,9月1日に企業向け出荷を開始した「Windows Server 2008 R2」による仮想化市場向けの事業戦略説明会を開催した。登壇したマイクロソフトのサーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長である五十嵐光喜氏(写真)は,「Windows Server 2008 R2で,仮想化市場を2倍にする」と宣言した。同社は,仮想化を「Windows Server 2008 R2」の重要な市場と考えており,日本国内でのx86サーバーの出荷台数に占める仮想化サーバーの割合を2倍にすることを中期目標に掲げる。今回の説明会では,その中期目標を達成のための4つの施策を発表した。

 まず1つめの施策として,「Hyper-V導入コーディネーター」資格を新設する。同日から受付を開始した。同資格は,無償オンライン・トレーニングを受講し,検定試験に合格した人に与えられる。資格取得者には,上位資格にあたるHyper-V製品の「マイクロソフト認定アソシエイト(MCA)」および「マイクロソフト認定テクノロジースペシャリスト(MCTS)」の試験料を優遇するほか,Hyper-V関連の技術ドキュメントを提供する。仮想化技術に詳しいエンジニアを育成することで,仮想化市場の拡大を図る。

 2つめの施策として,Windows Server 2008 R2/Windows 7に対応したアセスメント・ツールと,クラウド・ベンダー向けの開発テンプレート「Dynamic Datacenter Toolkit」を同日より無償提供する。アセスメント・ツールでは,システムのコンピュータ名やCPU数,メモリー容量といったインベントリを収集して,その情報を基にサーバー統合計画のレポートを作成することで,仮想化導入を支援する。

 また3つめとして,仮想化データセンター向けの新ライセンス「Enrollment for Core Infrastructure(ECI)」を用意する。ECIは,サーバーOS「Windows Server 2008 R2」,仮想化管理ツール「System Center Server Management Suite」,およびクライアント/サーバー・セキュリティ管理ソフト「Forefront for Client Security」のライセンスを40プロセッサ分セットにしたもの。をまとめて提供することで,「単体製品のライセンスを(40プロセッサ分)購入した場合よりも26%安く提供できる」(五十嵐氏)という。また五十嵐氏は,「競合他社製品で同様のライセンス数を買い揃えた場合と比較すると約66%も安い」と述べ,競合製品に対するコスト優位性をアピールした。

 さらに4つめとして,仮想化事業者向けのパートナー・プログラム「仮想化コンピテンシー」を新設し,同日から受付を開始した。「コンピテンシー」は,マイクロソフトがパートナーの技術領域に応じて認定するもの。認定を受けることで,パートナーは顧客に自社の得意分野をアピールできるというメリットがある。「1年間で仮想化ベンダー100社のコンピテンシー認定を計画している」(五十嵐氏)という。仮想化ベンダーの認知度を高めることで,仮想化市場の活性化と,「Windows Server 2008 R2」の拡販を図る。