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 プラットフォームコンピューティングは2009年11月にも,サーバー資源を動的に管理する機能を備えた,プロビジョニングソフトの提供を開始する。このソフトを使えば,サーバーのリソース・プールを複数部署/複数企業間で共有し,スケジューリングされた計画などに基づいて資源を割り当てられる。価格は未定だが,物理サーバー機1台(ノード)あたり900ドル以下を想定している。

 製品の名称は「Platform ISF」(Infrastructure Sharing Facility)。ISFは,物理サーバー機と仮想サーバー機が混在するサーバー資源全体をリソース・プールとし,スケジュールに従って資源をユーザー(部署やプロジェクトなど)に割り当てる。ユーザーは,いつどれだけのサーバー資源が必要なのか(台数や性能など)を指定してセルフサービス型のポータルからオファーすれば,資源を確保できる。繁忙期にサーバー台数を増やしたり,同一のサーバー機を昼間と夜間で異なる用途に割り当てるなど,機動的な運用が可能になる。課金機能も提供する。

 物理サーバー機のプロビジョニングのほか,各社のサーバー仮想化ソフトと連携することで,仮想サーバー機のプロビジョニングも実現できる。例えば,VMware(vCenter)とCitrix XenServer(XenCenter)はAPI経由で,Xenの場合は専用エージェント・ソフト経由で連携する。仮想サーバー機の設定テンプレートをあらかじめ用意しておけば,任意設定の仮想サーバーをプロビジョニングできる。

 ISFの開発会社は,カナダのPlatform Computing。同社は,主にエンジニアリング用途に向けたグリッド・コンピューティング・ソフト「LSF」(Load Sharing Facility)などを提供中の企業。LSFは,コマンドやアプリケーションといったUNIXのプロセスの単位で,複数のUNIX機に処理負荷を分散して実行させるソフトである。