インフォマティカ・ジャパンは2009年9月16日、データ品質管理ソフトの新版「Data Quality 8.6.2」を発表した。日本特有の住所表記のクレンジングをするための機能拡張モジュール「Japan Address Validation(JAV)」をオプションとして追加した。同社の内田雅彦代表取締役社長は「日本企業に向けてより使いやすい製品を提供できる」と話した。
JAVのエンジンは富士通からのOEM供給を受ける。富士通が9月9日にデータクレンジングソフトとして発表した「Interstage Information Quality V10」と同等の機能を持ち、両社の戦略的協業の一環として共同開発したという。
インフォマティカのグローバルの売り上げに占めるデータ品質管理ソフトの割合は、2008年度に22%と前年比約3倍に拡大した。内田社長は「国内でもデータ品質管理ソフトのシェアを伸ばし、国内トップシェアを獲得したETL(抽出・加工・転送)ツールに続きたい」と語った。