シマンテックは9月28日から、大手ポータル「Yahoo! JAPAN」とネットオークション「Yahoo!オークション」で、利用者の反応をもとに適当な情報を表示する参加型のFlashバナー広告「Zeeta」を掲載する。9月17日に発売したセキュリティソフト「ノートンインターネットセキュリティ2010」「ノートンアンチウイルス2010」の販促に利用する。Zeetaの技術を開発したネットワーク・プラスが発表した。
Zeetaは広告が掲載された媒体のサーバーと連動する必要がなく、広告主のサイトと利用者のあいだでバナーを介して直接通信する。広告主のサイトが持つ検索やアンケートといった双方向機能をバナーに表示でき、利用者の反応を引き出して、それをもとに情報を選択表示する。
シマンテックの広告は「パソコンが重くなるセキュリティソフトで、あなたは我慢できますか?」「ネットショッピングしただけなのに、個人情報を奪われていいのですか?」といった質問を表示し、Yes、Noの回答に応じて、同社製品の優位性などを解説する。
シマンテックは、ネットワークス・プラスと協力するADKインタラクティブを通じ、Zeetaの採用を決めた。セキュリティソフトの性能を直接的に訴える従来の広告手法に比べ、バナーの接触率、利用率、キャンペーンサイトなどへの誘導率を向上できると、ネットワーク・プラスは見込んでいる。
■関連情報
・ネットワークス・プラスのWebサイト http://www.nwplus.co.jp/