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グラムメディア・ジャパンの現状を語る代表取締役CEOの山村幸広氏
グラムメディア・ジャパンの現状を語る代表取締役CEOの山村幸広氏
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グラムメディア・ジャパンが開始したTwitterのつぶやきを集約するサービス「Tinker」
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 女性向けアドネットワークを運営するグラムメディア・ジャパン(東京都港区)は2009年9月29日、マイクロブログサービス「Twitter」のつぶやき(投稿記事)を集約するサービス「Tinker」(ティンカー)を開始した。

 Tinkerはユーザーが自由にテーマを設定し、Twitterのつぶやきを集約できるサービス。例えば音楽イベントや特定のニュースなど任意のテーマを作成。情報収集したいキーワードや排除したいキーワードなどを設定し、検索されたつぶやきをリアルタイムに集約して表示、閲覧できる。Tinkerでまとめられたページは誰でも閲覧可能だが、テーマを作成するためには会員登録が必要。

 米グラムメディアは2009年3月にTinkerを開始。アカデミー賞の授賞式や米オバマ大統領の会見、マイケル・ジャクソンさんの追悼式などリアルタイムイベントを中心としたテーマが「MSNBC」や「FOX」の番組と連動して作成され、ピーク時には2時間で約900万のページビューを稼ぐサービスに成長しているという。

 来日した米グラムメディアのVPシステムエンジニアリングのラジ・ナラヤン氏はTinkerについて、「グラムは伝統的なメディアを束ねてビジネスを展開してきた。Tinkerは同じことをソーシャルメディアで実現したもの」と説明。Twitterは様々な人たちが様々なことについて言及しているためまとまりがないが、TinkerはこうしたTwitterで交わされるつぶやきを整理していくことで、よりユーザーに高い価値を提供するものだとした。そして、Twitterが個人のアカウントをフォロー(他人が発信したつぶやきを自分のページで閲覧する行為)するのに対し、Tinkerは特定のイベントやトピックのつぶやきを集約したテーマをフォローする点で異なると説明した。

 企業がマーケティング活動においてTinkerを利用する方法は大きく3つある。まず、自社でアカウントを取得して利用する方法、グラムメディアとタイアップして展開する方法、既にユーザーが作成し、盛り上がっているテーマに対して広告を出稿する方法の3つだ。グラムメディア・ジャパンCTOの上江州雅人氏は「女性利用に限定したものではなく、広く使ってもらうためのサービス」としており、Tinkerにおける広告についても女性向けに限らず営業をかけていく考え。

 「通常のアドネットワークは余ったスペースを安くクライアントへ提供するが、我々は最良のスペースを最良の広告主だけに提供するのが使命」(グラムメディア・ジャパン代表取締役CEOの山村幸広氏)。同社はこれまで、質の高い媒体と質の高い広告主のマッチングに集中して取り組み、この9月はアドネットワークの7割の広告枠を販売し約6000万円を売り上げたという。CPM(掲載1000回当たりの広告料金)も、1200~1300円と高い水準を保っているという。Tinkerでは、質の高いつぶやきを抽出する技術のブラッシュアップ、適切なテーマ設定ができるユーザーの獲得、MSNBCのような良質なパートナーなど、ソーシャルメディアの収益化へ新たなチャレンジが求められる。