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 日立製作所は2009年10月1日,「日立アドレス変換機能カード」を発表した。これはIPv4アドレス枯渇に伴うアドレス不足に対応するための通信事業者やISP(インターネット接続事業者)向けの製品で,同社のギガビット・ルーター「GR4000」のネットワーク・インタフェース機構用スロットに取り付けて使う。

 現在,IPv4アドレス枯渇対策として,通信事業者やISPのネットワークでNATを行う「ラージ・スケールNAT」(LSN)が検討されている。現在はユーザーごとにグローバル・アドレス1個を割り当てるケースが多いが,通信事業者やISPの側でNATを実施すると,ユーザーにプライベート・アドレスを割り当て複数ユーザーで1個のグローバル・アドレスを共有できる。日立のアドレス変換カードは,このLSNに対応する。

 アドレス変換機能カードは,IPv4のグローバル/プライベート・アドレスの動的NATとNAPT機能を持ち,RFC4787とRFC5382などに準拠する。TCPセッション管理機能があり,同時接続数は1800万セッション。このカード1台は,アドレス変換しながら半2重通信で10Gビット/秒の転送速度を確保する。また,カードを挿したGR4000を2台で冗長化して,アドレス変換のセッション情報を同期できる。また,アドレス変換機能カードを付けた際も,ルーティング・プロトコルで高速に経路を切り替えられる。

 製品価格は個別見積もりとなっている。販売開始は10月5日で,出荷時期は2010年3月26日。

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