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写真●右からITUのハマドゥーン・トゥーレ事務総局長,国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長,ルワンダのポール・カガメ大統領
写真●右からITUのハマドゥーン・トゥーレ事務総局長,国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長,ルワンダのポール・カガメ大統領
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 スイスのジュネーブで2009年10月5日,国際電気通信連合(ITU)が主催する電気通信の祭典「ITU TELECOM WORLD 2009」が開幕した。オープニング・セレモニーにはITUのハマドゥーン・トゥーレ事務総局長のほか(写真右),国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長(写真中央),ルワンダのポール・カガメ大統領(写真右から3人目),中国移動の王建宙会長兼CEOなど世界のVIPが登壇。ICTのこれからの役割とITU TELECOMへの期待を語った。

 国連の潘事務総長は「ICTは現在の世界が直面する環境問題を解決する手段になる」と強調。CO2の排出を抑え,無駄を排除し,新たな仕事を作るICTの可能性に触れ,ITU TELECOMの場で議論が進むことや,新たな技術の登場などへの期待を示した。

 ITUのトゥーレ事務総局長は,「ITU TELECOM WORLD 2009では,民間企業と政治のリーダー,さらに先進国と開発途上国をWin-Winの関係でつなぐことを目指している。パートナーシップを作り上げることこそ,世界が直面する経済危機や環境問題を解決するうえで重要」と説明。ITU TELECOMの展示会場で,国のパビリオンと個々の企業のパビリオンを併設し,フォーラムに80人を超える大臣や400以上の企業のトップを招いているのは,こうした理由からと強調した。

 これまで開発途上国は,先進国に援助を要請することが多かったが,「このような時代は終わり,ビジネスにかかわるすべてのプレーヤーに利益をもたらす提案をする時代に入っている」(トゥーレ事務総局長)。実際ITU TELECOMの会場は,アフリカや中東地域の国のパビリオンが目立つ。ITU TELECOMは,最先端の技術を披露する場というよりも,途上国とのビジネスを交渉するための場としての性格が強くなってきているようだ。