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 総務大臣の原口一博氏は2009年10月6日の会見で,設置を検討している「日本版FCC」の具体像を明らかにした。それによると,日本版FCCは政党や役所などの組織が自らの権力を背景に「報道の自由」や「表現の自由」を侵害しないように監視するための組織となる。原口総務大臣は会見で,「役所や政党が表現の自由を侵すことはあってはならないと考えている。それをウオッチする機関,『言論の自由のとりで』というような機関があってもよいのではないか」と自らの考えを述べた。

 さらに原口総務大臣は,日本版FCCと米国のFCC(連邦通信委員会)が担う役割は異なるという見解を示した。「米国のFCCはかなりの権限があって(番組の)中身まで検討を進めると言われている。私が考えているのはそういうものとは違う」と述べて,日本版FCCは放送事業者などの放送番組の中身には干渉しないことをアピールした。

 日本版FCCの委員の選任については,「総理大臣が任命するやり方がよいのか,それとも公選にして国民全体から選ぶのか。いずれにせよ,どんな形がよいのか,1年じっくりと議論して,しっかりとした結論を導いていきたい」とした。