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写真●Windows 7に搭載されたスクリーンキーボード機能の利用画面
写真●Windows 7に搭載されたスクリーンキーボード機能の利用画面
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 マイクロソフトは2009年10月19日、Windows 7に搭載するアクセシビリティ関連の新機能について説明会を開催した。身体に障害を持つ利用者や高齢者でもWindowsを操作できるようにするための機能を強化。パートナー企業による支援ソフトや装置も拡充した。「ICTが普及し、障害者の方々にとってもパソコンの重要性が高まっている。今後高齢化社会を迎える日本にとってアクセシビリティは重要なテーマだ」とマイクロソフトの加治佐俊一CTO(最高技術責任者)は話す。

 Widows 7で強化したアクセシビリティ機能は大きく二つある。一つは、マウス操作だけで文字入力を可能にするスクリーンキーボード機能である。画面上に表示するキーボードの外観ウインドウの大きさを自由に変えられるようにした(写真)。さらに、タッチパネル操作を可能にし、画面に触れるだけで文字を入力できるようした。

 もう一つは、ショートカットキーを増やしたことである。「Windowsキー」と「+(プラス)」で、画面の一部を大きく表示する拡大鏡機能を使える。「Windowsキー」と「1」で、タスクバーの一番左のアプリケーションを最前面に表示し、「Windowsキー」と「2」で左から2番目のアプリケーションを表示するといったことも可能にした。「Windowsキー」と左カーソルまたは右カーソルで、最前面に表示しているウインドウを、左に寄せたり右に寄せたりすることもできる。

 「Windowsキー」と「U」で起動する「コンピューターの簡単操作センター」もある。これはWindows Vistaと同様だ。アクセシビリティ機能を1カ所に集め、設定操作を容易にするためのものである。

 マイクロソフトはこれらアクセシビリティ機能の啓蒙活動も始めた。セミナーを開催するほか、「アクセシビリティ ガイドブック」や「視覚障害者向けWindows 7簡易マニュアル」をWebサイトで公開。さらにWidnows 7に対応する日本語音声合成エンジンを、視覚障害者とその支援者向けに無償で提供するという。

 同社は、高齢者や障害者のパソコン操作を支援するソフトウエアや機器に関して、Windows 7への対応状況も明らかにした。アクセシビリティ関連技術を手掛ける企業向け支援プログラム「マイクロソフト支援技術ベンダー プログラム(MATvp)」に加入する25の企業や団体のうち、7社が自社技術のWindows 7への対応を完了したという。