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 米IBMとマン島のCanonicalは米国時間2009年10月20日,Linuxベースのデスクトップ・ソフトウエア「IBM Client for Smart Work」の販売を米国で開始した。クラウド・サービスと組み合わせて各種機能を提供する。米Microsoftの次期クライアントOS「Windows 7」を導入する場合に比べ,ハードウエア・アップグレードやソフトウエア購入にかかる費用を最大50%削減できるとしている。

 IBM Client for Smart Workは,Linuxディストリビューション「Ubuntu」をベースとするソフトウエア・パッケージ。クラウド・サービスを併用するため,既存のパソコンや処理能力の低いネットブック,シン・クライアントでも利用可能。

 ワープロ/表計算/プレゼンテーション機能は無償オフィス・アプリケーション・スイート「IBM Lotus Symphony」で提供する。メール機能は「Lotus Notes」やWebメール・サービス「LotusLive iNotes」(料金は1ユーザー当たり月額3ドルから)を使う。オンライン・コラボレーション・サービス「LotusLive.com」(同10ドルから)も利用できる(Lotus Symphonyの新版,Office 2007互換機能を追加IBM LotusLive iNotes V1.0IBMがLotusのクラウド版「LotusLive」を発表,SalesforceやSkypeと連携可能)。

 このデスクトップ・ソフトウエアは新興市場向けに開発した製品で,当初アフリカで9月24日より販売していた。米国での提供を求める声が多かったため発売に踏み切ったとしている。

 IBMは,Microsoft製品を搭載しないパソコンの開発で主要Linuxディストリビュータと提携関係にある(関連記事:IBMと主要Linuxディストリビュータ,MS製品非搭載のデスクトップPC普及促進で提携 )。

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