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 米連邦通信委員会(FCC)は米国時間2009年10月22日,インターネットの中立性に関する規則の策定に向けて,一般からの意見募集を行うと発表した。2010年1月14日まで意見を受け付け,3月5日に回答のコメントを発表する。

 高速インターネット接続プロバイダに対するFCCの原則案では,合法的なコンテンツ,アプリケーション,サービスを差別することを禁じるほか,ユーザーがそれらを自由に利用する権利を妨害してはならないとしている。また,接続業者は正当な理由があればサービスを規制できるが,その際はネットワーク管理に関する情報を開示することを求めている。

 これらの原則は,モバイルも含め,ブロードバンド接続サービスを提供するすべてのプラットフォームに適用する予定。しかし,各プラットフォームはそれぞれ異なる技術,市場構造,利用者のパターンを持つことから,適用のタイミングや範囲については今後検討する。

 FCCがこの規則策定に着手したことを受け,米Verizonは「最新のドラフト案は,以前よりも大幅な改善が見られる。しかし,インターネットは現在,消費者に十分な機能を提供しており,これ以上,政府による法規は必要ない」との声明を発表した。同社執行バイス・プレジデントのTom Tauke氏は,「(新たな規則によって)経済成長への貢献,新規雇用の創出,社会的利益の提供といったインターネットの可能性を損なうような予想外の結末が懸念される」と述べた。

[FCCの発表資料(PDF文書)]
[Verizonの発表資料]