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写真◎日本オラクルの岡田行秀シニアディレクター
写真◎日本オラクルの岡田行秀シニアディレクター
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 日本オラクルは2009年10月28日、サプライチェーン計画ソフトの新製品「Oracle Rapid Planning」を発表した。受注状況の大幅な見込み違いや、設計変更、使用部品の変更などが発生したときに、関連するデータを修正して複数のシナリオを作成し、新しい計画を立案する。シナリオ作成にERP(統合基幹業務システム)のデータを利用するため、同社のERP製品群と接続の設定を済ませた状態で提供する。製品ライフサイクルの短い、消費者向けの組み立て製造業を中心に売り込む。価格は最小構成で3000万円からとなる見通し。09年11月中旬から提供する。

 Oracle Rapid Planningは、すでに確定した供給計画に対して突発的に発生した変更を反映するためのシナリオを作成し、再度計画を立案する機能を備える。供給計画の変更による結果を数分で検証するため、意思決定を早められる。「消費者向けの組み立て製造業や消費財メーカーでは、すでに生産計画を週次で立案して運用しているところがほとんどだ。しかし需要変動や部品調達の変更など、週中に発生した突発的な変更に対してシステムを利用して日次で対処できている企業は5%もないのではないか」と日本オラクルアプリケーション事業統括本部の岡田行秀シニアディレクターは説明する。

 シナリオ作成にはERPのデータを利用し、最終的に決定した再計画に合わせてERPのデータを更新する。こうした機能をすぐに提供するため、同社のERPパッケージ製品「Oracle E-Business Suite」、「JD Edwards EnterpriseOne」とは接続の設定を済ませた状態で提供する。今後は「PeopleSoft Enterprise」をはじめとする他製品にも範囲を拡大するほか、他社製のERP製品とのデータのやり取りを容易にするアダプタの提供も予定する。