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写真●「IPv4アドレス枯渇対応ミニセミナー 家庭用ルーター編」と題した講演をする中川あきら氏
写真●「IPv4アドレス枯渇対応ミニセミナー 家庭用ルーター編」と題した講演をする中川あきら氏
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 「ITpro EXPO 2009」会場内のネットワーク最前線コーナーにおいて,IPv6普及・高度化推進協議会 IPv6家庭用ルータSWG(サブワーキンググループ)のCo-Chairdである中川あきら氏が,「IPv4アドレス枯渇対応ミニセミナー 家庭用ルーター編」と題した講演を実施した(写真)。

 講演の冒頭で中川氏は,家庭用ルーターのIPv6対応にあたって議論が必要な理由を説明。具体的には,「IPv4では家庭用ルーターがIPv4アドレスを1個受け取ればよい単純なしくみだった。これがIPv6になると,IPv6アドレスの受信だけでなく,プレフィックスの受信やそのプレフィックスに基づいたアドレスを家庭内の機器に配布するといった機能が必要になる。こうしたIPv6時代に必要なルーターの機能を洗い出す必要がある」。

 もう一つの例として中川氏は,家庭内ネットワークのセキュリティに関する問題を指摘。「IPv4ではNAT(アドレス変換)が事実上のファイアウォールとして機能していたが,IPv6にはNATの概念がない。このためIPv6対応の家庭用ルーターにはファイアウォールの機能が必須になるだろう」と述べた。

 こうした議論の必要性を語ったうえで中川氏は,IPv6家庭用ルータSWGで策定を進めている「IPv6家庭用ルータガイドライン 1.0版」を紹介。このガイドラインについて,「IPv6対応家庭用ルーターを開発するメーカーや,IPv6インターネット接続サービスを提供する事業者などの指針となることを想定している」と語った。

 さらに,IPv6家庭用ルータSWGの今後の活動について,「今後,このガイドラインを啓蒙していくとともに,改定を進めていく予定。具体的には,NGNでIPv6サービスを提供する際に必要となる機能を追加する。海外組織との連携も考えていきたい」と中川氏は語った。

[IPv6普及・高度化推進協議会 IPv6家庭用ルータSWG「IPv6家庭用ルータガイドライン]