PR

 NTTデータは2009年10月29日、2010年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比3.8%増の5328億2700万円と増収だったが、営業利益は同25.1%減の334億7600万円となった。「売上高と受注高については、前年よりも拡大できたものの、利益は景気悪化の影響を受けた」とNTTデータの山下徹社長は説明する。

 減益の大きな理由は販売管理費の増加で、前年同期比で125億円悪化した。関連会社を中心に、技術者に一時的な営業活動をさせたケースを増やしたことで、本来は売上原価に計上されるはずの費用が販売管理費に計上された。このほか、のれん償却費の増加も響いた。

 セグメント別の売上高は、公共分野で前年同期比12.0%減の984億円に減少したものの、金融分野が同8.9%増の2380億円になった。法人分野(金融機関以外の一般企業向け)も堅調に伸ばし、同7.6%増の1831億円である。

 景況感について山下社長は、「コスト削減圧力が常態化するなど、厳しさは続くが、金融機関など一部の企業にはIT投資が回復する兆しが出てきた」としており、通期見通しは変更しなかった。