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 フランスのAlcatel-Lucentは現地時間2009年10月30日に,2009年第3四半期の決算を発表した。売上高は36億8700万ユーロで前年同期と比べ9.3%減少した。純損失は1億8200万ユーロ(1株当たり損失は0.08ユーロ)で,前年同期の4000万ユーロ(同0.02ユーロ)から大幅に赤字が拡大した。調整後の営業損失は1100万ユーロとなった。

 事業別では,キャリア事業の売上高が22億3100万ユーロで,前年同期と比べ14.6%減少した。無線ネットワークは第3世代(3G)が成長したものの,第2世代(2G)の不振がこれを相殺した。光関連は海底ケーブルが好調だったが,地上ケーブルが落ち込んだ

 企業向け事業の売上高は2億5000万ユーロで前年同期比17.2%減少した。データ・ネットワーキングは5%前後の成長を見せたが,音声通信などの継続する低迷が影響した。

 一方,アプリケーション・ソフトウエア部門は2億8600万ユーロで前年同期比19.7%増と好調だった。サービス部門は同2.5%増の8億6900万ユーロとなった。

 地域別で見ると,欧州の売上高は前年同期比13%減少したが,アジア太平洋地域は同1%の微減にとどまった。また,北米は同1%成長した。残りの地域は同32%減だった。

 同社は2009年通期の見通しの背景として,世界の通信機器および関連サービス市場が8~12%縮小するとの見方を示した。2009年通期業績は,調整後の営業利益が収支とんとんでほぼゼロになると予測している。同社は7億5000万ユーロの経費削減を目指しており,これまでに計画の約80%を達成済みという。

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