SAPジャパンは2009年11月11日、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「BusinessObjects Explorer」の新版を発表した。他社製データベース管理システムでも利用できるようにしたことが特徴。従来は、検索対象がSAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージで管理しているデータベースだけだった(関連記事)。
BusinessObjects Explorerの特徴は、インタフェースにインターネット検索のような「検索ボックス」を備えていることだ。検索ボックスに言葉を入力すると、その言葉に関連したデータの一覧が表示されるので、利用者はその中から自身の閲覧したいデータを選択する。一般的なBIツールは、利用者が必要とする情報を定型的に出力するため、「見たい情報が変わった場合など、利用者はその都度システム部門に変更を依頼する手間がかかっていた」(SAPジャパンの久保良太プラットフォームグループSAP BusinessObjects担当部長)という。