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 日本テレビ放送網とテクノマセマティカル(本社:東京都品川区,代表取締役社長:田中正文氏)が共同開発した「低遅延送り返しシステム」が日テレITプロデュースとアルビクス(本社:新潟県燕市,代表取締役社長:本間義則氏)でそれぞれ製品化されて2010年春に販売されることになった。

 このシステムは,放送局の番組制作には欠かせない中継先への映像と音声の送り返しをインターネットを使って行うものである。2009年3月に実験に成功した。これまで日本テレビの社内技術展「デジテク2009」(開催日は2009年3月11日・12日)や「第12回 組込み開発システム技術展」(開催日は2009年5月13日~15日)で一般公開した。「好評を得たことから,製品化が実現した」という。

 基幹となる技術には,テクノマセマティカルの独自コーデック[DMNA-V2」を採用した。「高画質・高音質,低遅延を実現した」という。一般に,高画質化・高音質化させようとする場合は,遅延時間が長くなる。今回は,独自コーデックの採用で,この相反する二つの特徴を同時に実現したことになる。

 独自のセキュリティ認証機能を搭載し,サーバー端末(エンコーダ)への不正アクセスを防ぐ。インターネットに流れるデータが不正に取得された場合でも,独自コーデックなのでデータの不正利用を防止できる。またサーバーへ接続しているクライアント端末(デコーダ)のIPアドレスを確認でき,接続状況が監視できるのに加えて,「環境やハードウェア環境に合わせて最適な伝送レベルを調整することも可能」という。

 来春販売予定の製品は、一般的なパソコンに組み込むエンコーダ・デコーダのソフトウエア版を日テレITプロデュース(http://www.ntvit.co.jp/),デコーダ機能を搭載したハードウエア版をアルビクス(http://www.alvix.jp/)が販売する。

 なおこの製品のプロトタイプ・モデルは「国際放送機器展(InterBEE)2009」(11月18日~20日)のアルビクスのブース(ブース番号6301),「Embeded Technology 2009/組込み総合技術展」(11月18日~20日)のテクノマセマティカルのブースで展示される。

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