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 ストレージメーカーの3PARは2009年11月19日、ストレージ容量をスリム化する新技術を発表した。12月中旬以降に出荷する同社のディスクアレイに搭載する。ハードディスクドライブ上にある「空データで埋まっていて利用できなくなっている領域」を検知して削除する。ディスクの利用量を節約することが狙いだ。米本社のクレッグ・ヌネス副社長は「シン・プロビジョニングと組み合わせて、最大で設備投資コストを60%、運用コストを75%削減できる」とアピールした。

 12月中旬に投入する新技術は「Thin Persistence」、「Thin Copy Reclamation」、「Thin Reclamation for VERITAS Storage Foundation」の3種類。3PAR製ディスクアレイ「InServストレージ・サーバ」シリーズのOSの標準機能として追加する。既存ユーザーに対してはOSのバージョンアップで対応する。バージョンアップ料金は未定。

 一つめのThin Persistenceは、アプリケーションで生成したデータをストレージに書き込む際に、ゼロが連続する空きデータを検知・排除する技術だ。二つめのThin Copy Reclamationはストレージ間のコピー時にストレージ容量を節約する技術である。削除されたにもかかわらず解放されていない領域を検知して解放する。三つめのThin Reclamation for VERITAS Storage Foundationは、シマンテックのファイルシステム「Veritas Storage Foundation」から情報を受け取り、削除済みファイルの領域を解放する技術である。

 三つの新技術とは別に3PAR製ディスクアレイ上で動作するソフト「Thin Conversion」も本日から提供する。これは他社製ディスクアレイから3PAR製ディスクアレイに乗り換える際に利用する。データの移行時に自動的に空データの領域を検知して、3PAR製ディスクアレイに保存する際にそれを排除。自動的にディスク使用量を削減した上でストレージを移行できるようにする。