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 「今後は既存顧客のなかから、特にかかわり合いの深い企業を抽出し、その顧客に密着した営業活動を実施していく」。TDCソフトウェアエンジニアリングの谷上俊二社長は11月24日、2009年4~9月期決算の発表会でこう話した。

 同社は、金融、公共などの業界別のシステムや、携帯電話ソリューションなど、特定の市場向け提案を強みとしている。この強みは生かしつつ、特定顧客との密着度を上げる。現在、各事業部で顧客の抽出と、密着度を上げるための体制作りを進めているという。

 2009年4~9月期決算は11月10日に発表済み。売上高が前年同期比3.9%増の75億100万円、営業利益が同2.7%減の1億700万円の増収減益だった。「受注は増加できたものの、受注条件が厳しく、利益を圧迫した」(谷上社長)。