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 米Googleは米国時間2009年12月8日,ニュース記事をトピックごとに集め,資料や関連情報と一緒に表示するサイト「Living Stories」を公開した。大手新聞社2社の協力を得て開発したもので,新サービスを実験的に公開するサイト「Google Labs」で紹介している。Googleはこの機能を実現するソフトウエアを新聞社などに提供していきたい考え。

 現在はプロトタイプという位置づけで,医療改革や地球温暖化といった8つの話題について記事を掲載している。ページのトップにはサマリーと写真,主要な出来事を時系列で表示しており,その下に各記事を並べている。一連の記事は並べ方を変更したり,左にある各種のリンクで絞り込んだりできる。各記事は「read more」(もっと読む)のリンクで広げて全文を読める。1つのページ内で完結するため,ブラウザの「前ページ」「次ページ」ボタンを操作する必要はない。

 Living Storiesは1つのURLしか持たない動的なページで構成しているのが特徴とGoogleは説明する。事件などの進展に伴って,記事を整理し,既読の記事など読者の行動を考慮して表示するという,これまでとは異なったアプローチを考えたという。これにより,記事の概要と背景など詳細情報とのバランスをとるとしている。

 開発には,米New York Timesと米Washington Postの協力を得た。新聞社のエンジニアやWebのプロデューサーだけでなく,編集者や記者と意見交換して開発した。Googleは今後数カ月かけて読者や出版社などからフィードバックを得て改良していく。またこうしたニュース・サイトを導入できるようにするソフトウエア・ツールを開発して新聞社などに提供していく方針。「人々がオンライン・ニュースとどのように相互作用していくのか,この実験がその議論のきっかけになったり,技術革新に結び付いたりすれば幸い」と同社プロダクト・マネージャのJosh Cohen氏らは公式ブログの中で述べている。

[Google公式ブログへの投稿記事]