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 NTTデータは2009年12月21日、中堅システムインテグレータのエヌジェーケー(NJK)を子会社化すると発表した。約28億円で発行済み株式の過半数に当たる707万1000株を取得する。「人材確保とグループ内製率の向上」(NTTデータ広報)を目的に挙げる。NJKはこれまで、同社ソフトウエア受託開発事業の27.8%をNTTデータから受注していた。

 今回の買収劇はNJK側が持ちかけたもの。不況の直撃を受けNJKは、09年4~6月期、同4~9月期ともに赤字転落するなど経営環境が悪化していた。NJK側は、NTTデータ傘下に入ることで経営の安定を図るのが狙いだ。

 本日付でNJKの大株主である有限会社カガ、谷村外志男氏、谷村愛子氏の3者がNTTデータに対し、合計で230万425株の株式売却を合意した。NTTデータは、買い付け予定株式数707万1000株のうち残り477万575株を市場で公開買い付けする。

 谷村外志男氏はNJKの創業者、カガは谷村外志男氏が株式の99.96%所有する資産管理会社である。カガは所有株式の約62%に当たる124万2000株を、谷村外志男氏は全所有株式の103万3272株を、谷村愛子氏は全所有株式の2万5153株をそれぞれ手放す。

 これにより、NJKからはオーナー兼創業者がほぼ完全に手を引く形になる。だがNJK広報担当によれば、「谷村外志男氏はすでに経営の一線にはタッチしておらず、経営体制として大きな変化はない」という。NJKは同族経営色が強く、谷村外志男氏の子息である直志氏が社長を、仁氏が副社長をそれぞれ務める。両氏もNJKの大株主であるが「株式を手放したり、経営から手を引いたりする予定はない」(NJK広報担当)としている。

■変更履歴
NTTデータの公開買い付け株式数を「全発行株式の残り477万575株」としていましたが「買い付け予定株式数707万1000株のうち残り477万575株」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/12/22 13:40]