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 ドイツSAPは現地時間2010年1月14日、2009年第4四半期および通期の業績速報を発表した。通期のソフトウエアおよび関連サービスが当初予測より好調だったという。また、顧客サポート体系の変更と組織再編についても明らかにした。

 米国会計原則(GAAP)に基づいた第4四半期の総売上高は約31億8000万ユーロで前年同期比9%減少した。ソフトウエア収入は約11億1000万ユーロで同16%減、ソフトウエアおよび関連サービス収入は約25億6000万ユーロで同4%減少した。営業利益率は約32.8%で前年同期から4ポイント減少した。

 ソフトウエアおよび関連サービスについて地域別で見た場合、EMEA(欧州、中東、アフリカ)は13億8000万ユーロで前年同期比8%減少した。米大陸は8億2000万ユーロで2%減。APJ(日本を含むアジア太平洋)は3億6000万ユーロで同6%増加した。

 通期の総売上高は約106億6000万ユーロで前年比8%減少した。ソフトウエア収入は約26億ユーロで同28%減、ソフトウエアおよび関連サービス収入は約81億9000万ユーロで同3%減となった。営業利益率は約24.7%で前年を0.1ポイント上回った。米メディアの報道(InternetNews.com)によると、同社は当初、ソフトウエアおよび関連サービス収入を6~8%減と見ていた。

 各地域のソフトウエアおよび関連サービス収入は、EMEAが前年比5%減の43億3000万ユーロ。米大陸がほぼ横ばいの27億1000万ユーロ。APJは同1%減の11億4000万ユーロだった。

 詳細な決算報告と2010年の業績見通しは1月27日に発表する予定。

 また同社は、昨年取りやめたサポート・サービス「SAP Standard Support」を復活させることを明らかにした。同社は2009年1月より、サポート・サービスを「SAP Enterprise Support」に一本化していたが(関連記事:SAPが企業向けサポート体系を変更、「SAP Enterprise Support」に一本化へ)、今後は顧客がニーズに応じてSAP Enterprise SupportとStandard Supportから選べるようにする。

 組織編成については、市場要求を自社製品に迅速に反映させることを目的とした「Industry and Solution Management」と、新技術をベースにした製品開発を促進する「Product Design and Development」を新たに設立する。責任者にはそれぞれJohn Schwarz氏、Jim Hagemann Snabe氏が就任する。また、APJ事業の社長であるGeraldine McBride氏が退社し、APJ事業COOを2年間務めたSteve Watts氏が後任に就く。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]