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 米Adobe Systemsは米国時間2010年1月27日、米Appleの新型タブレット端末「iPad」のWebブラウザでFlashコンテンツが利用できないことに対し、公式ブログで遺憾の意を表明した。「Flash非対応が原因で、iPadではWebコンテンツのうち70%以上のゲームや75%以上のビデオが楽しめない」などと述べている。

 iPadはAppleが2010年3月に発売するタブレット端末。9.7インチのマルチタッチ・スクリーンを搭載し、Webブラウジング、電子メール送受信、ビデオ視聴、画像表示、電子ブック閲覧などが行える。OSはiPhone/iPod Touchと同じくiPhone OS(関連記事:Apple、タブレット型コンピュータ「iPad」発表、499ドルから)。

 AppleがiPhone OS用SDKライセンス規約で実行時に解釈されるインタプリタ・コードの使用を禁じているため、AdobeはiPhone OSのWebブラウザに「Flash Player」を提供できない(関連記事:次期Flash作成ツール「Adobe Flash Professional CS5」でiPhoneアプリ開発を可能に)。その結果、Flash形式のWebコンテンツがiPadを含むiPhone OS搭載デバイスで使えない状態になっている。

 Adobeはパソコンやモバイル機器など多種多様な環境でFlashコンテンツを利用可能とするため、Flashオープン化プロジェクト「Open Screen Project」を推進中(関連記事:AdobeがFlashをオープン化、コンテンツやアプリを様々な機器で利用可能に)。この活動には50社以上のパートナが協力しており、米Googleの「Android」、カナダResearch in Motion(RIM)の「BlackBerry」、フィンランドNokiaの「Symbian」、米Palmの「webOS」、米Microsoftの「Windows Mobile」といったモバイル機器向けプラットフォームでFlashコンテンツの再生環境が整いつつある(関連記事:Flash実行環境の多様化で市場の盛り上がりに期待 --- Adobe MAX 2009)。

[Adobe公式ブログへの投稿記事]