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 総務省は2010年2月12日に、「周波数再編アクションプラン(平成22年2月改定版)」を公開した。改訂版の公開に合わせて、意見募集結果と総務省の考え方も公表された。いわゆる700MHz/900MHz再編に向けた意見などが業界から提出される中で、医療機器に関連する意見が提出され、目を引く内容が記述されている。

 イスラエルにある親会社が開発したカプセル内視鏡(医療機器)を日本国内で製造販売しているギブン・イメージングによると現在、大腸がんの早期発見のための次世代カプセル内視鏡の開発に取り組んでいる。このカプセル内視鏡は、新たな機能として、13.56MHzの周波数を利用して患者の体外に装着した装置から患者体内にあるカプセル内視鏡機能をコントロールするものである。

 既に、ヨーロッパにおいて医療機器として認可され、米国においても医療機器として認可申請が進められているという。

 国内の状況についてギブン・イメージングは、日本国内に普及するにあたり、電波法への適合として電波法施行規則第44条第二項(3)に規定する「誘導式読み書き通信設備であって、その型式について総務大臣の指定を受けたもの」に相当するとして検討を進めてきた、と経緯を説明する。しかし、「誘導式読み書き通信設備」が想定した使用目的や使用形態ではない(つまり、交通機関などで使用されているSuicaと異なる)との理由から、型式申請できないことがわかったという。

 意見書では、海外での電波法への適合実績や電波法に記載の内容を考え、この装置を「誘導式読み書き通信設備」に適用するように要望した。総務省の考え方としては、「今後の施策の参考とさせていただきます」という回答になっている。

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