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 インターネットの標準化を進める業界団体World Wide Web Consortium(W3C)は米国時間2010年3月8日、新たなCEOに米Novellの元幹部Jeffrey Jaffe氏を任命したと発表した。

 Jaffe氏は大手技術系企業の幹部を歴任した人物。米Lucent Technologiesの米Bell Labs(ベル研)Research and Advanced Technologies事業担当プレジデント、米IBMのテクノロジ担当バイス・プレジデントなどを経験し、直近ではNovellのCTO兼製品担当執行バイス・プレジデントを務めた。

 W3Cは、Jaffe氏がこれらのポジションで、オープンな標準とオープンソースに対する強い支持を表明してきたとしている。また、「同氏は広範な経験から、さまざまな異なるタイプの組織について深く理解しており、これがW3Cの進展にとって貴重なものになる」と説明した。

 Jaffe氏は今後、W3CディレクタのTim Berners-Lee氏をはじめ、スタッフなどと協力し、W3Cの組織的ビジョンの発展と伝達に努めるという。W3Cの世界的な活動の責任者となり、W3Cの利害関係者すべての利益を確保しつつ、協業と透明性の文化を持続することを目指す。これにより、W3Cは引き続き指導的フォーラムとしてWebの世話役を担うとしている。

 また同氏は、CEOブログ「W3C CEO Blog」で定期的に執筆していく予定。3月8日付けの初回投稿で、「当面の優先課題は、コンセンサスを重視したオープンな手続きをとるW3Cの文化を維持し、強化すること」と述べている。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、W3CのCEOは昨年6月にSteve Bratt氏が退任して以来、空白のままだった。Bratt氏は、Berners-Lee氏が中心となって立ち上げた財団World Wide Web FoundationのCEOに就任している。

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