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 「2010年を第三の創業の年として位置付ける」。2010年4月1日付で野村総合研究所(NRI)の社長に就任する嶋本正専務(写真)は2010年3月12日、新社長就任に関する記者会見の場でこう語った。

 第三の創業として、「シンクタンク部門とSI部門の連携を強め、相乗効果を出すことを狙う」(嶋本次期社長)という。具体的には、シンクタンク部門とSI部門の緊密な連携により、新規顧客の獲得を目指す。

 コンサルティングの依頼はあるものの、システム構築までつながりにくかった、日用雑貨消費財メーカー、食品メーカー、医療関係企業、グローバル製造業などに攻勢をかける。親会社の野村證券向けシステム構築を中心とする「金融分野」と金融以外の業界である「産業分野」の売上高の割合を、現在の7対3から2015年までに6対4程度まで変える。

 シンクタンク部門の前身である旧野村総合研究所とSI部門の前身である旧野村コンピュータシステムの設立が第一の創業、両社を合併した1988年が第二の創業という位置づけである。

 中国を中心とするアジア圏でのシステム構築案件獲得にも力を入れる。「中国市場でのシステム構築の売上高は、全体の1%程度。2015年には数%まで伸ばす」(嶋本次期社長)。