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 XML標準規格の共同開発者であるTim Bray氏はカナダで現地時間2010年3月15日、米Googleに加わったことを自身のブログ「ongoing by Tim Bray」で明らかにした。Google主導のモバイル・プラットフォーム「Android」の開発を支援する。

 Bray氏はAndroid開発に参加する理由として、「米Appleとの競争が楽しめるから」と述べている。また、Androidのユーザー体験は優れており、なおかつ急速に向上していること、開発者にとって敷居が低く、承認を受ける必要なく誰でもAndroid対応ハードウエアを構築したり、「Android Market」を通じてソフトウエアを販売したりできることなどを挙げた。

 一方、Appleの「iPhone」については、「モバイル・インターネットの世界から論争や自由を除外し、誰が何を知ってよいか、誰が何を言ってよいかを厳しく制限している。アプリケーション作成者は、領主の言うがままに働き、領主を怒らせないようおびえている」と批判した。

 Appleは3月に、Android端末「Nexus One」などの製造を手がける台湾HTCを特許侵害で提訴した(関連記事:Apple、iPhone特許侵害でAndroid端末メーカーHTCを提訴)。また昨年は、アプリケーション配信サービス「App Store」でGoogleの音声通信管理サービス「Google Voice」の承認を拒否したとされ、FCCが調査に乗り出した(関連記事:App StoreでのGoogle Voice承認拒否問題で,FCCが調査開始)。Bray氏はこうしたAppleの姿勢について「たとえiPhoneのハードウエアとソフトウエアが素晴らしいとしても、私は大嫌いだ」と述べている。

 Tim Bray氏は2000~2003年にカナダAntarctica Systemsで勤務し、2004年3月~2010年2月に米Sun Microsystemsに在籍した。米Oracleが同氏に誘いをかけていたが、同氏はこれを断った。

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