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 英IMS Researchは英国時間2010年4月8日、モバイルプラットフォーム市場に関する調査結果を発表した。それによると、米Google主導のモバイルプラットフォーム「Android」は、急速な成長によってOSの分裂(複数バージョンのOSへの対応)という問題に直面する恐れがある。

 Android搭載スマートフォンの出荷台数は、2009年の約600万台から、2010年には2000万台以上に達する見通しだ。Androidは急速に進化しており、市場には現在、1.5から2.1まで4種類のバージョンが存在する。つまり、アプリケーション開発者は、各バージョンに対応させるためにコードを書き直し、ユーザーが各バージョンに適したプログラムを確実に入手できるようにしなければならない。

 IMS ResearchアナリストのChris Schreck氏は、「Googleがこの問題の解決に乗り出さなければ、Android向けアプリケーション開発者の労力は増すばかりで、ユーザーへのリーチは減る一方だ」と述べている。アプリケーション開発者だけでなく、デバイスベンダーやモバイルネットワーク事業者も影響を受ける。

 IMS Researchによれば、Googleがこの対策として、メジャーアップデートのサイクルを延ばし、ソフトウエアアップデートを「Android Market」経由で行うようにする方針との憶測がある。しかし、AndroidがApacheライセンスを採用している点も、OSが分裂する問題の原因の1つになり得ると、IMS Researchは指摘している。

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■変更履歴
公開当初は原典で“fragmentation”となっていた表現を「断片化」と訳していましたが,より適切な「分裂」に修正しました。 [2010/04/12 15:20]