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写真1●ユニアデックスの高橋優亮氏
写真1●ユニアデックスの高橋優亮氏
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写真2●画面右の写真が10GbEの採用で配線をすっきりさせたUCSのサーバーラック背面
写真2●画面右の写真が10GbEの採用で配線をすっきりさせたUCSのサーバーラック背面
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 「仮想化環境の構築・運用で直面する一般的なトラブルの多くは、UCSを使うことで解決できる」。ユニアデックスの高橋優亮氏(商品戦略部 マーケティング室 チーフアーキテクト バーチャリゼーションエバンジェリスト)は、4月14日に東京都内で開催された「仮想化フォーラム2010」で、「えっ!シスコのサーバーで仮想化!?」と題して講演し、シスコシステムズが提供するデータセンター向けブレードサーバー「Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)」の優位性をこう強調した(写真1)。

 高橋氏はまず、Cisco UCSが仮想化環境向けの利用を前提に設計されたIAサーバーであることを説明。「他のサーバーベンダーが提供するIAサーバーは、途中から仮想化技術に対応したもの。UCSは後発の製品だが、最初からどんなサーバーであれば仮想化を生かせるかを考えて設計されている」とした。

 その上で、サーバー仮想化でよく陥りがちな問題として、(1)サーバーラック背面のケーブル数が多くなりすぎて煩雑になること、(2)仮想化スイッチによる仮想化サーバーのセキュリティレベルの低さ、(3)I/O性能の不足、(4)搭載メモリーの不足──の四つを挙げ、Cisco UCSを使えばこれらの課題を容易に解決できると話した。

 1番目のラック背面のケーブルについては、ネットワークに1Gビットイーサネット(1GbE)を採用した一般的なブレードサーバーにおける問題点を指摘。業務データ向けのLANに加え、管理用のLANやライブマイグレーション専用のLANなどがあり、それぞれが信頼性確保のために2重化されることで、「1台のサーバーに10~15本のケーブルが接続されるのが当たり前」(高橋氏)という。その結果、ラックの背面はケーブルだらけになって効率的な管理ができなくなる。

 高橋氏はこの問題の解決策として「10ギガビットイーサネット(10GbE)にすぐ乗り換えるべき」と説明。Cisco UCSでは、標準のネットワークインタフェースに10GbEを採用しているため、ラック背面のケーブルは格段にすっきりと配線できる(写真2)。「“LANもじゃもじゃ”が“LANさらさら”に変わる」と表現してCisco UCSのメリットを解説した。

VMware共同創設者が開発を率いる

 2番目の仮想化スイッチに関しても、UCSが提供する仮想化スイッチソフトウエア「Cisco Nexus 1000V」を使えば、「データセンター用のハイエンドスイッチ装置と同等の高度なセキュリティ設定が可能になる」(高橋氏)とした。複数の物理サーバーをつないで統合管理することもできるため、ライブマイグレーション機能を使って仮想マシンを別の物理サーバーに移動させても、構成変更が不要になるなどのメリットがある。

 I/O性能の不足については、ハイパーバイザーのI/O処理の一部を担うアクセラレータ「Palo」を使うことで、性能低下を回避できる。また4番目の搭載メモリー不足については、メモリースロット増設用のブレードモジュール「Memory Extender」を利用することで、プロセッサの制限を超えるメモリー容量を搭載可能にする。

 高橋氏は、「UCSは後発製品だが玄人好みの機能をたくさん持っている。『なぜシスコのサーバーで仮想化なんだ』などと敬遠せず、その良さを知ってもらいたい」と訴えた。

 米Cisco SystemsでCisco UCSの開発グループを率いるのは、Ciscoが買収した米Nuova Systems(スイッチ製品Nexusの開発会社)の共同創設者で米VMwareの共同創始者でもあるEdouard Bugnion氏である。高橋氏は、「ハイパーバイザーを作り、ネットワークの問題を解決してきた人が、UCSを作っている。UCSが仮想化と相性が悪いわけがない」と話して講演を締めくくった。