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 米Oracleは米国時間2010年4月16日、生命科学と医療向けアプリケーションを手がける米Phase Forwardを買収することで両社が合意したと発表した。OracleはPhase Forwardの株式1株につき、17.00ドルを支払う。買収総額は約6億8500万ドルにのぼる見込み。

 Phase Forwardは、臨床開発支援のアプリケーションスイートをSaaSベースで提供している。臨床実験の第1段階から、法的な申請と認定後の監視まで総合的に管理できるという。Oracleは、Phase Forwardの技術を自社の保健科学事業に統合し、研究者、臨床開発専門家、医師、規制担当者、患者が効率的に医療データを採取、提供、使用、共有できる環境を目指すとしている。

 Phase Forwardの経営陣と社員は、Oracleの保健科学事業グローバル部門に移管される。買収手続きは、株主と当局などの承認を得たのち、2010年半ばに完了する見通し。

 米メディアの報道(BusinessWeek)によると、1株当たり17.00ドルという金額は、前日の終値より30%高い。買収計画の発表を受け、Phase Forwardの株価は4月16日に3.72ドル(28%)高の16.80ドルに上昇した。一方、Oracleの株価は25.95ドルと、0.25ドル低下した。

 Oracleは医療業界向け事業の拡大を図っており、昨年、保健科学分野のリスク管理を手がける米Relsys Internationalを買収した(関連記事:Oracle,Relsys買収で保健科学分野のリスク管理ソリューションを強化)。また、医薬品メーカー向けソフトウエアベンダーのConformia Softwareから知的財産を獲得している(関連記事:Oracle,医薬品向け製品ライフサイクル管理ソフトの関連資産を買収)。

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