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 米PricewaterhouseCoopers(PwC)と米National Venture Capital Association(NVCA)は米国時間2010年4月16日、ベンチャーキャピタル(VC)の動向を調査した結果を発表した。それによると、2010年第1四半期のVCによる投資金額は47億ドルで前期の52億ドルと比べ9%縮小した。投資案件は681件で、前期の832件から18%減少した。

 分野別でみると、バイオテクノロジーと医療機器を含む生命科学業界の投資控えが目立った。バイオテクノロジー分野の投資金額は8億2500万ドル(前期比24%減)で投資案件は99件(同14%減)だった。しかし同分野は過去4四半期にわたって投資金額の首位を維持している。医療機器分野は投資金額が5億1700万ドル(同29%減)、投資案件は61件(同30%減)だった。

 一方、クリーン技術分野が回復をみせ、投資金額は7億7300万ドルと前期比87%拡大し、投資案件が69件で同44%増加した。大規模な数件の投資が成長をけん引し、投資額トップ10のうち5件がクリーン技術関連だった。

 ソフトウエア分野は投資金額が6億8100万ドルで前期比29%減、投資案件は144件で同25%減少した。1995年移行、最も投資案件が少なかった。

 インターネット専門企業向けの投資金額は8億700万ドルで前年同期から14%低下し、投資案件は158件と同19%減少した。

 2010年第1四半期の全体的なVC投資は前期より落ち込んだものの、前年同期の投資金額34億ドルおよび投資案件635件からは拡大している。PwCとNVCAは、「VC業界は今年、2009年より積極的なスタートで進み出した。これはさい先良い兆候だ」として、2010年の残りの3四半期について期待感を示した。

[発表資料(PDF文書)]